会長挨拶

第49回日本消化器がん検診学会大会
乾 和郎 藤田保健衛生大坂文種報徳会病院・内科

このたび、第49回日本消化器がん検診学会大会の会長を仰せつかりました。本大会は平成23年10月20日(木)からの4日間、福岡で開かれるJDDW2011の一環として、第1日目と第2日目に開催されます。平成23年春には50周年を迎えるという、長い歴史を持つ本学会のお世話をさせていただくことは大変光栄でありますとともに、責任の重大さを痛感いたしております。

今回のテーマは「がん検診のさらなる普及と精度向上をめざして」といたしました。がん検診は広く普及してはいますが、有効性を高めるには受診率をさらに高くすることが必要です。また、検査の感度を高めるとともに事後管理を含めた精度の向上を高める必要があります。

主題は5題で、シンポジウムとして「消化器がん検診における新しい診断法の実用性」と「消化器がんの発育速度と有効な検診間隔」の2題、パネルディスカッションとして「肝胆膵がん検診における検診施設と2次検査施設の連携」の1題、ワークショップとして「胃がん検診の新たな展開(細径内視鏡・胃X線)」と「腹部超音波検診の現状と展望」の2題といたしました。また、JDDWの利点を生かして他学会との共同開催の主題も多数用意しています。現在の消化器がん検診における問題点を浮き彫りにし、解決策を探るべく活発な議論が行われることを期待しております。さらに、特別講演として山形大学の深尾 彰教授と広島大学の田妻 進教授にお願いしてあります。

JDDW2011はおそらく2万人が参加するマンモス学会になると思います。他の消化器関連学会の中で本学会の特徴を保ちながら、さらなる発展を遂げるために全力を尽くしたいと思います。少しでも多くの先生に演題を応募していただきたいと思いますし、また、会場に足を運んでいただき討論にも参加していただきますようお願い申し上げます。

前のページにもどる

JDDW事務局
〒104-0061 東京都中央区銀座8-9-13 K-18ビル9F TEL: 03-3573-1254 FAX: 03-3573-2198
E-mail: endai2011@jddw.jp(演題に関する内容)  E-mail: fukuoka2011@jddw.jp(学会に関する内容)