統合プログラム 1(S)

3日 9:00-12:00 第5会場

公募

Colitic cancer の諸問題
司会 楠 正人 三重大大学院・消化管・小児外科学
  鈴木康夫 東邦大医療センター佐倉病院・内科
  平井郁仁 福岡大筑紫病院・消化器内科
炎症性腸疾患患者の長期経過例の増加に伴い,本邦でも炎症性発癌を原因とするいわゆるcolitic cancer(CC)が急増している.しかしながら,早期診断のためのサーベイランス,病期に応じた治療方法の選択および治療後の経過観察方法などについては確立された状況にはない.例えば,潰瘍性大腸炎に対するサーベイランスについては既に欧米からいくつかのガイドラインが示されているが,内視鏡検査の普及率,施行率の相違や拡大内視鏡やNBIなどが日常的に行われている本邦の状況を考えると,本邦独自のガイドライン作成が望ましいと考えられる.本統合プログラムでは,消化器内科医,内視鏡医,外科医さらに病理医とそれぞれの立場から潰瘍性大腸炎とクローン病におけるCCの現状と諸問題を明らかにし,さらにその解決方法について考察する場としたい.本邦におけるCCの診断ならびに治療の標準化に向けた提案がなされ,各分野から有意義な意見が交わされることを期待する.

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