パネルディスカッション20 23日 14:40-17:00 第4会場 |
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直腸LSTの診断と治療の最前線 公募・一部指定 |
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司会 | 工藤進英 | 昭和大横浜市北部病院・消化器センター | |
渡邉聡明 | 帝京大・外科 |
LSTという分類・表現に関しては,本邦では,現在でもしばしばニックネームとして取り扱われることがあるが,側方に発育する傾向をもつ一群の大腸腫瘍をLSTと呼ぶことは,肉眼形態および発育進展を容易に想起することができるという利点から,本邦だけでなく欧米など諸外国においても定着している。臨床病理学的のみならず分子病理学的な面からの研究も行われてきており,その特徴が明らかになりつつある。そのような背景から治療法を含めた取り扱いに関して一定の見解が得られつつある。本セッションでは直腸(Ra, Rb)のLSTについて,他の肉眼形態と比較し,その特徴を明らかにするとともに,質的診断および深達度診断の精度,それに基づく治療法の選択(EMR,EPMR,ESD,LACなど)を議論して頂きたい。また最先端の内視鏡診断および治療(内視鏡ないしは外科的治療)の報告も期待する。