パネルディスカッション8

21日 14:00-16:20 第2会場

NSAIDs腸病変の新たな展開

公募

  司会 樋口和秀 大阪医大・2内科
    松本主之 九州大大学院・病態機能内科学
小腸・大腸内視鏡検査の普及により,非ステロイド性消炎鎮痛薬起因性(NSAIDs)腸病変の存在が明らかとなった。特に,カプセル内視鏡やバルーン内視鏡を用いるとNSAIDs内服例の半数以上に小腸粘膜傷害がみられることから,本症の重要性が注目されている。しかし,NSAIDs腸病変に関して臨床的疑問点が残されているのも事実である。すなわち,本症の危険因子,至適診断法,自然史,さらに予防の必要性とその方法などに関しては不明の点が少なくない。そこで,本パネルディスカッションでは,NSAIDs腸病変の新たな展開として上記疑問点解決の一助となる臨床データを数多く提示頂き,NSAIDs腸病変の診断と治療・予防のガイドラインを目指した討論を行いたい。なお,本パネルディスカッションではアスピリンを含めることとする。研究方法を問わず,今後の臨床に寄与する研究成果をご呈示頂きたい。多数の応募を期待する。