シンポジウム20

23日 9:00-12:00 第6会場

消化器内視鏡検査・治療時の麻酔薬/鎮静薬使用のエビデンス
−診療ガイドライン作成を目指して

公募・一部指定

  司会 春間 賢 川崎医大・消化管内科
    小原勝敏 福島県立医大附属病院・内視鏡診療部
麻酔薬や鎮静薬を用いて内視鏡検査・治療時の苦痛を軽減するsedationが,日本でも広く行われるようになっている。薬剤の投与により,患者の不安や不快感を和らげることにより,苦痛のない内視鏡診療を患者が受けることができるとともに,内視鏡施行医にとっても,より正確な診断や的確な処置が可能となる。一方,sedationは循環・呼吸器系に対する影響が強く,重篤な偶発症を引き起すことも指摘されている。海外では早くからsedationが内視鏡検査に導入され,米国消化器内視鏡学会を中心としたガイドラインも発表されている。本シンポジウムでは,消化器内視鏡診療時のsedationに関する診療ガイドライン作成を目的として,使用する薬剤,手技,偶発症,モニタリングなどについて,多く施設からの発表を期待したい。