シンポジウム3 20日 15:00-17:00 第2会場 |
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B型肝炎 抗ウイルス療法の進歩と耐性 公募 |
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司会 | 横須賀收 | 千葉大大学院・腫瘍内科学 | |
八橋 弘 | 国立長崎医療センター・臨床研究センター |
わが国では,1986年IFNβ,1988年IFNα,2000年ラミブジン(LAM),2004年アデホビル(ADV),2006年エンテカビル(ETV)の順にB型肝炎に対する抗ウイルス剤が承認され,現在これらの薬剤は数万人の患者に投与されている。核酸アナログ製剤(NA)は,肝炎コントロールのみならず肝不全治療,発癌抑止効果の面でも臨床的効果を発揮することが確認されているが,その一方で長期投与による薬剤耐性の問題と安全な薬剤中止基準の問題が常に議論されている。本シンポジウムでは,B型肝炎に対する各種抗ウイルス剤の治療効果を確認しつつ,NAについては長期投与の問題点とその解決策を具体的に提示いただきたい。また,免疫療法や遺伝子治療などの基礎研究の一端も紹介いただくとともに,ペグIFNやテノホビルなど現時点での未承認薬剤のわが国での位置づけについても考察したい。