ワークショップ16 22日 9:00-10:30 第10会場 |
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消化器癌におけるPETの位置づけ 公募・一部指定 |
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司会 | 藤田博正 | 久留米大・外科 | |
村上康二 | 慶應義塾大・放射線科 |
PETは近年最も急速に普及した画像診断法である。10年ほど前に国内で実施可能な施設数は30ほどであったが,現在では300施設に急増しており,PETはもはや特殊な検査法ではなくなった。さらに2009年の診療報酬改訂により早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍に保険適用となり,PETのコスト的な制約もほぼ解決された。一方消化器腫瘍の診断には管腔臓器であれば内視鏡,実質臓器であればCT,MRI,USなど多くの優れた検査法があり,従ってPETにはこれらの診断法に付加する情報が求められる。PETは全身検索・機能画像という大きな特徴を有するが,今後はこの検査法を従来の診断法といかに組み合わせ,有効に活用していくかが重要である。本ワークショップでは各領域の一線で活躍する先生方に,従来の診断法と対比しながらPET検査の有用性と限界を論じて頂き,改めて消化器癌におけるPETの位置づけを見直したい。