ワークショップ18 22日 14:00-17:00 第11会場 |
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消化器疾患におけるprobioticsと機能性食品の有用性 公募・一部指定 |
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司会 | 中村光男 | 弘前大・保健学科病因・病態検査学 | |
峯 徹哉 | 東海大・消化器内科 |
わが国では生活習慣病の増加,高齢者社会による健康への不安から機能性食品や健康食品に対する国民のニーズが高まっている。また,腸管内環境が健康,疾患に影響することが明らかになってきたことから,腸内細菌叢に変化をもたらすprobioticsが健康維持のみならず疾患の予防や治療に用いられるようになった。多種多様なprobioticsや機能性食品が容易に入手できるため,適性に使用されずに生じた健康被害の件数も増加している。これらの現状から医療従事者の役目はprobioticsや機能性食品の科学的実証をもとにした有効性や健康被害に対するデータをまとめ,各個人に適したものを選択し活用していくことであると考えられる。本ワークショップでは,消化器疾患診療におけるprobioticsや機能性食品の位置づけ,有効性,問題点について議論し,今後の臨床現場でのprobioticsと機能性食品の有効な活用法について検討していきたい。