ワークショップ23 23日 9:00-12:00 第10会場 |
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大腸鋸歯状病変の内視鏡診断と治療 公募・一部指定 |
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司会 | 鶴田 修 | 久留米大・消化器病センター内視鏡診療部門 | |
佐野 寧 | 佐野病院(兵庫)・消化器センター |
従来大腸の鋸歯状病変(serrated lesion)は非腫瘍性の過形成性ポリープ(hyperplastic polyp, HP)のみであり,悪性化することのない病変と考えられていた。しかし,近年大腸の鋸歯状病変には腫瘍が存在することが明らかとなり,HP,sessile serrated adenoma/polyp(SSA/P),traditional serrated adenoma(TSA)などに分類され,このような病変からの癌化(serrated pathway)が問題となってきている。病理組織学的に鋸歯状病変の診断基準・分類は統一されてはいないが,臨床的にはこれらの鋸歯状病変の内視鏡的質診断基準および治療適応病変の選択基準の確立が求められている。本セッションでは通常観察,画像強調観察,拡大内視鏡観察などの内視鏡検査による大腸鋸歯状病変(HP,SSA/P,TSA,癌など)の鑑別診断の可能性と治療適応病変の選択基準について討論したい。なお,発表施設の大腸鋸歯状病変の病理組織分類・診断基準を明示して頂いた上での発表をお願いする。多数の応募を期待する。