ワークショップ3 20日 14:00-17:00 第10会場 |
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自己免疫性肝障害・薬物性肝障害のup-to-date 公募 |
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司会 | 石橋大海 | 国立長崎医療センター・臨床研究センター | |
大平弘正 | 福島県立医大・消化器・リウマチ膠原病内科 | ||
福井 博 | 奈良県立医大・消化器・内分泌代謝内科 | ||
上野義之 | 東北大大学院・消化器病態学 |
第一部では主にAIHとPBCに関する「自己免疫性肝障害」の最新の話題について発表頂きたい。AIHでは,モデルマウスの解析,新国際スコアと抗核抗体価,IgG値の再評価,治療アルゴリズムなどが挙げられる。PBCでは,遺伝子解析,AIHオーバーラップ例や抗gp210抗体陽性例の対応,移植を含めた治療の問題などが挙げられる。また,診断困難な非定型例や膠原病関連の肝障害についても実態を明らかとしたい。第二部では「薬物性肝障害」に関する最新の知見を発表頂きたい。薬物性肝障害にも自己抗体陽性例があり,診断に難渋する例も数多く存在する。また,従来からidiosyncraticなものとintrinsicなものに大別され,除外診断を中心とした診断がなされてきたが,近年の分子生物学的手法の発展に伴い,個人の遺伝子多型に基づく,より根拠の強い診断法も提唱されている。今回は新しい診断法,病態解析,治療選択など,診療・研究面で新たな萌芽となるような発表を期待する。