ワークショップ4 20日 9:00-11:30 第11会場 |
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腹部超音波検診の現状と展望 公募・一部指定 |
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司会 | 土亀直俊 | 熊本県総合保健センター | |
池田 敏 | 岡山大大学院・保健学研究科 |
腹部超音波検診が行われるようになって30年以上になり,超音波検査によるスクリーニングは人間ドックにも取り入れられて広く行われている。しかし,これまで超音波検診の実施方法については明確な基準がなく,他のがん検診と比較して精度管理,事後管理等の体制は不充分であった。本学会でもこれまで何度か超音波検診の標準化に関するパネル等が行われ,それらを基に超音波部会委員会で「腹部超音波がん検診」の実施基準,判定基準の作成を進めてきた。近く基準(案)が公表されるが,これは今後,腹部超音波検診の拡大を図る上で第一歩と思われる。今回のワークショップでは,この基準(案)を広めていく上での課題等について討議するとともに,これまでの超音波検診の成果・反省をふまえて,受診者拡大,精度向上,評価等,超音波検診のさらなる発展と質の向上に向けて幅広く討議したいと考えている。施設検診,地域検診など様々な立場から多くの演題を期待する。