ワークショップ7

21日 14:30-17:00 第3会場

胃がん検診の新たな展開−細径内視鏡・胃X線検査を中心に−

公募・一部指定

  司会 渋谷大助 宮城県対がん協会がん検診センター 
    吉原正治 広島大保健管理センター 
本邦では,胃がんの年齢調整死亡率は減少傾向であるものの,胃がん死亡(2007年)は男性2位,女性3位であり,罹患数はさらに多く,胃がん対策は重要な課題である。胃がんを直接診断する検査として,X線や内視鏡を用いた検診が行われているが,それぞれ課題を抱えている。X線検査による検診は,死亡率減少効果も証明され,撮影法の向上も図られ改善を積み重ねているが,読影医の育成や全国的に統一された胃X線読影基準及び処置区分の確立が急務である。また,細径内視鏡を用いた検診も人間ドック,施設検診などで多く行われるようになっているが,通常内視鏡との使い分けや診断精度などの課題がある。本ワークショップでは,現在の胃がん検診の中でも,特にX線検診では読影基準及び処置区分の確立,通常内視鏡に比べ画像や操作性の低さが指摘される細径内視鏡では胃内観察能向上のための工夫に焦点をあてて議論を行いたい。多方面からの応募を期待する。