パネルディスカッション11

11日 9:00-11:00 第6会場

門脈圧亢進症−新たな画像診断法と治療

公募・一部指定

  司会 森安史典 東京医大・消化器内科
    國分茂博 順天堂大練馬病院・消化器内科
食道静脈瘤、肝性脳症、難治性腹水など、門脈圧亢進症にともなう病態の診断と治療に関する演題を募集する。門脈圧亢進症にともなうこれらの病態の診断法には、内視鏡、CT、MRI、超音波、シンチグラフィなどが用いられる。それぞれの領域において、新しい技術の臨床応用が進んでおり、病態の診断から治療の適応が正確に行なわれるようになった。とくにCT、MRI、超音波においては、三次元的なデータ(3D)を使った解剖学的診断と、造影剤を使ったダイナミックスタディによる血行動態の機能診断が主流となってきている。治療の領域では、内視鏡治療を始め、側副路を閉塞する、あるいは作るといったIVRの手法、また薬物療法などが進歩している。新たな治療法の紹介のみならず、従来の治療手法の新しい工夫も広く募集したい。以上、門脈圧亢進症の新たな診断と治療という2つの領域についての発表・討論を通じて、門脈圧亢進症の診療の今後の方向性を探りたいと考えている。