パネルディスカッション18 12日 9:00-12:00 第7会場 |
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小腸疾患に対する診断治療の現況と今後の展望 公募 |
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司会 | 坂本長逸 | 日本医大・消化器内科 | |
松井敏幸 | 福岡大筑紫病院・消化器内科 |
小腸を首座とする疾患は、①出血性病変、②腫瘍性病変、③炎症性病変に大別される。①に対してはカプセル内視鏡(CE)とballoon assisted endoscopy(BAE)が診断と治療に貢献し、成果を上げてきた。②に対してもより小さな病変に対する診断能が向上した。③に対しては、十分な成果が上がったとは言えず、診断アルゴリズムは確立していない。機器の進歩も望まれる。これらの状況に対して、診断面ではCEとBAE機器の改良、他のモダリティの活用、診断時期、治療評価、診断アルゴリズムなどの観点から討議したい。治療面では、手技、適応、予後などが重要であろう。潰瘍を主体とするNSAID病変やクローン病などの小腸病変には、より詳細な診断アプローチを討議する必要がある。最近の成果と今後の展望が総合的に集約されることを期待する。