パネルディスカッション2

10日 14:30-17:00 第3会場

超音波検査発見胆膵病変の精密検査のストラテジー

公募

  司会 水間美宏 神戸アドベンチスト病院・消化器内科
    廣岡芳樹 名古屋大・光学医療診療部
消化器検診や診療における胆膵疾患の発見契機は超音波検査に負うところが多い。しかしながら、発見された疾患が受診者や患者にとって満足できる段階で最終診断されているかどうかに関しては疑問が残るところである。胆膵疾患には良性疾患と悪性疾患が含まれ、それらの鑑別診断および精密診断、そしてその後の治療方針決定を速やかに行うことが消化器検診や診療を実施する上で重要である。超音波所見としてどのような所見をより重要視するかということも多くの受診者や患者を対象とする場合には必要なことである。精密検査としては、より高精度の体外式超音波検査、CT、MRIまたはEUSあるいはERCPなどの各種内視鏡検査およびその関連手技など非常に多岐に及ぶものをいかに効率的に実施するかが鍵となる。また、分子生物学的手法など画像診断以外の方法も含まれてしかるべきである。検診実施施設において精密検査まで行う場合や、高次医療機関として検診施設からの紹介を受ける場合、診療機関として患者を診療する場合など様々な立場からの多くのご応募を期待する。