パネルディスカッション22 13日 14:00-17:00 第7会場 |
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PEGの適応と安全管理 公募 |
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司会 | 樋口和秀 | 大阪医大・2内科 | |
前谷 容 | 東邦大医療センター大橋病院・消化器内科 |
経内視鏡的胃瘻造設術(PEG)は手技の容易性、経静脈栄養から経腸栄養へのシフト、人口の高齢化などによって著しく普及し、現在では嚥下機能低下患者における栄養ルート設置法として中心的役割を果たしている。PEGに際しては、予後、栄養状態、QOLの改善などを期待して行われるが、受療者の多くは高齢、虚弱で重大な合併疾患を保有した患者であり、期待に反して早期死亡などが発生することもまれではない。PEGが大きく普及した今だからこそ、PEGの適切な患者条件やリスク因子について検討することも重要な課題であろう。PEG造設のためには、医学的適応以外にも倫理的適応も考慮しなければならないことは言うまでもないが、本セッションでは主として医学的適応に焦点を絞って議論できればと考えている。またPEGの成績を向上させるためには、造設して終わりではなく、留置後の献身的な管理が不可欠であることは言うまでもない。PEGを安全に継続していくための、各施設の様々な工夫やその成績を発表いただきたい。