パネルディスカッション25 13日 9:00-12:00 第13会場 |
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H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化 公募 |
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司会 | 加藤元嗣 | 北海道大病院・光学医療診療部 | |
村上和成 | 大分大・消化器内科 |
H. pylori 感染は組織学的胃炎の原因であり、長期にわたる感染持続によって、非常に多彩な内視鏡像を呈するようになる。さらに、H. pylori 関連疾患である胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、胃癌、胃過形成性ポリープなどは、それらの組織学的胃炎を背景に発症することが知られている。実地臨床においては、H. pylori 除菌がこれらの関連疾患の治癒や予防をもたらすとのエビデンスが蓄積され、除菌治療が広く普及してきた。一方、H. pylori の除菌成功によって、炎症細胞浸潤の消退と粘膜上皮や粘液の正常化が起き、それに伴って様々な内視鏡像の変化がもたらされる。しかし、除菌後の内視鏡像の変化は、除菌時の粘膜状態や除菌後の時間的経過による違いが報告されている。除菌後短期間での内視鏡所見の変化については、これまで報告がなされているが、除菌後長期経過については明確にはされていない。そこで、このパネルディスカッションでは、H. pylori 除菌後長期経過による内視鏡像の変化を、各種の画像強調内視鏡を用いた検討、病理学的な評価を加えた検討、機能的な面からの検討など、幅広い視点からの演題を募集する。