シンポジウム12 11日 9:00-11:15 第10会場 |
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食欲・消化吸収をめぐる生理活性物質の新展開 公募 |
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司会 | 武田英二 | 徳島大大学院ヘルスバイオサイエンス研究部・臨床栄養学 | |
清水京子 | 東京女子医大・消化器内科 |
摂食行動やエネルギー収支の制御は、生体の恒常性を保つための重要な生理学的作用である。レプチンの発見以降、現代社会の深刻な問題である肥満や摂食障害に対する対策として、食欲調節についての関心が高い。近年、視床下部の食欲中枢に影響を与える因子として、グレリンをはじめとした多くの神経伝達物質やペプチドの関与が注目され、生理的役割や摂食障害との関連性についても解明されつつある。また、これらの因子は脳腸ホルモンとして消化液の分泌や消化管運動などの消化器系の機能調節にも関与することから、脳腸相関の面からも注目される。本シンポジウムでは食欲と消化吸収に関わる神経伝達物質やペプチドによる調節機構の最近の知見を提示し、生活習慣病や疾患に対する治療戦略としての応用についても議論したい。