シンポジウム13

12日 14:00-17:00 第1会場

肝胆膵手術におけるシミュレーション技術の手術への応用と新展開

公募

  司会 具 英成 神戸大大学院・肝胆膵外科学
    山本雅一 東京女子医大・消化器外科
肝胆膵領域において様々なシミュレーションが可能となり、治療や手術に応用されている。肝切除では、術前3DCTによる肝内脈管構築や切除体積計算など手術プランニングには欠かせない検査となっている。また画像から実物同様の模型を作製し、模型を用いた手術も可能となっている。さらに次世代技術として鏡視下手術では術前画像を術中モニターに投影する試みがなされている。将来は手術教育や鏡視下手術、ロボット手術訓練への利用も考えられる。しかしその一方で、現在のCPUの能力およびシミュレーションプログラムでは作成画像を術中ナビゲーションとしてリアルタイムで実際の手術に利用できるまでには至っておらず、現状では経験豊富な医師には不要との意見もある。本シンポジウムでは、シミュレーション技術をどのように肝胆膵領域の手術に応用しているか課題や問題点を明らかにするとともに、将来どのような新展開が有り得るのかを探りたい。