ワークショップ23

13日 14:50-17:00 第6会場

術後合併症予防を目指した周術期栄養管理

公募

  司会 島田光生 徳島大・消化器・移植外科
    塚田一博 富山大大学院・消化器腫瘍総合外科学
近年の外科手術の進歩はめざましく術後合併症も減少し、zero-mortalityの達成が可能となってきた。この進歩においては、手術手技の改良にもまして周術期管理、とりわけ栄養管理の果たして来た役割は大きい。最近は、「術後の回復力を高めるプログラム」(enhanced recovery after surgery: ERAS)の中でも代謝栄養管理は大きな役割を担っている。一方で、術後のアウトカムは栄養状態と手術侵襲の大きさに左右され、メタアナリシスでも術後のみの栄養サポートには限界があるとされ、術前からの積極的な代謝栄養管理が必要とされている。本セッションでは、さらなる術後合併症発生予防のための代謝のモニタリングを含む周術期栄養管理について、先進的でエビデンスベースな基礎的・臨床的取り組みをご発表いただきたい。