12日 14:00-16:00 第12会場
公募・一部指定
内田 英二 | 日本医大・外科 |
海野 倫明 | 東北大大学院・消化器外科学 |
進行胆道癌の予後は未だ不良で、無治療群のMedian OSは2-3ヶ月である。2009年、進行胆道癌に対してGem + Cis (GC) 療法がGem単剤に比して有意に予後を改善する、また本年、Gem + S-1 (GS) 治療がS-1単剤よりも優れている、との報告もなされた。一方、局所進行胆道癌に対しては積極的な外科切除が行われ治療成績は向上しているが満足できるものではない。補助化学療法が期待されているが未だエビデンスは無い。臨床試験によるエビデンス創出が望まれているが、胆道癌に対する臨床試験には多くの困難が付き纏う。症例数が少ないため大規模臨床研究は困難で、また肝内胆管癌・肝外胆管癌・胆嚢癌・乳頭部癌をまとめて解析する手法にも問題がある。将来、オールジャパンで取り組む第3相試験に向けて、有効かつ実現可能な候補レジメを挙げていただき、目指すべき方向性について衆議を尽くしたい。
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