26日 14:00-17:00 第13会場

公募

パネルディスカッション 17

悪性消化管・胆管閉塞に対する内視鏡的金属ステント治療の進歩
司会 前谷 容 東邦大医療センター大橋病院・消化器内科
  小泉浩一 がん・感染症センター都立駒込病院・消化器内科
  伊佐山浩通 東京大・消化器内科
消化器領域では,消化管,胆・膵管などの閉塞により種々の病態が発生する.これらの病態改善にはステント治療が有用であり,より良い治療のために病態に即した色々な工夫がなされてきている.今回のセッションでは,消化管・胆管の金属ステント治療に焦点をあて,閉塞の原因も悪性腫瘍による狭窄に限定したい.消化管と胆管閉塞では病態,手技,使用するステントの種類ともに異なるが,施行する医師はかなりオーバーラップしている.そのため,各領域の討論から,他の領域に応用できる技術,知識を得ることを目的として本セッションを企画した.悪性腫瘍による閉塞では根治切除可能例に対するBridge to surgery(BTS)と非切除例に対するPalliativeなステント治療があり,それぞれ適応や手技について臨床に即した討論を行いたい.消化管では食道,十二指腸,大腸,胆管では肝門部と中下部,そして経乳頭,経消化管壁的なドレナージ術がある.多岐にわたる病態と種々のアプローチルートについて広く討論を行い,専門の異なる分野で情報交換ができれば幸いである.

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