23日 14:00-17:00 第7会場

公募・一部指定

パネルディスカッション 4

自己免疫性肝胆疾患:病態解析と治療の工夫
司会 銭谷幹男 東京慈恵会医大・消化器・肝臓内科
  大平弘正 福島県立医大・消化器・リウマチ膠原病内科
本パネルディスカッションでは,臨床的な観点からAIH,PBC,PSCおよびIgG4関連疾患における病態解析と治療抵抗例に対する対応や新規治療法について発表頂きたい.AIHでは新たな疾患標識マーカーや重症化をきたす急性肝炎例の病態と対応が課題である.一方,軽症例や高齢発症例の取り扱い,ステロイド中止可能例などの論点も想定される.PBCでは疾患感受性遺伝子との臨床病態との関連,進行が予測される症例への対応,Bezafibrateの長期予後などについて討論を進めたい.さらに,新たな病理分類による予後との関連についても明らかとしたい.PSCでは炎症性腸疾患との関連も含めた自己免疫病態の解析,内科的治療法および移植後の再燃が問題である.また,IgG4 hepatopathy,IgG4関連硬化性胆管炎の単独発症例の病態,PSCとの鑑別も含め治療反応性など解決すべき課題がある.これら様々な観点から,わが国の自己免疫性肝胆疾患を捉え,診療の進歩に繋げたい.多くの演題の応募を期待している.

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