26日 9:00-12:00 第3会場

指定

ワークショップ 18

症例検討:大腸(85分),肝臓(85分)<アンサーパッド>
司会 渡邉聡明 東京大・腫瘍外科
  島田光生 徳島大大学院・消化器・移植外科学
<大腸>近年の大腸癌化学療法の進歩は,内科治療のみではなく外科治療にも影響を与えている.切除不能の転移性病変に対するconversion therapy,切除可能例に対する新規薬剤によるneoadjuvant therapy,さらには術後の補助化学療法も新たに使用できるregimenが追加された.しかし,治療の選択肢が増えたことにより,治療成績の向上が期待される一方,新たな問題も生じている.すなわち,治療の選択肢が複数存在するために,病態によってはどの治療法が最良であるのかを必ずしも容易に判断できない場合がある.本セッションでは,外科,腫瘍内科を含めて多方面から,この様な病態に対する治療について,参加者の意見も反映しながら議論を進める.
<肝臓>このセッションでは,肝がんの具体的な症例(特に治療法に関してガイドラインに明示されていないcontroversialな症例)を提示し,立場の異なる数人の演者(消化器外科医,消化器内科医,腫瘍内科医など)に自分の治療選択を述べていただくと同時に,適宜会場の先生方にもアンサーパッドで参加していただく.このことを通して,肝がんの疾患特性や治療における問題点などの理解を深め,明日からの臨床・研究の一助としていただきたいと考えている.先生方の積極的なご参加と具体的な症例を前にしての熱い議論を期待している.

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