ワークショップ 19
ESD Update:手技とデバイスの進歩からみた新たな可能性は?—上部消化管 |
司会 |
飯石浩康 |
大阪府立成人病センター・消化管内科 |
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小山恒男 |
佐久医療センター・内視鏡内科 |
ESDの開発から10数年が経過し,表在型の食道癌,胃癌に対する標準的治療となった.開発当初はデバイスや高周波装置も未熟で多くの偶発症が発生したが,手技やデバイスの改良によって,その安全性は向上してきた.ESDの最大の長所は大きく正確な切除が可能な事であるが,広範な切除を行うと狭窄や術後の機能低下を来たしQOLが低下する場合もある.また,時に重篤な偶発症の報告もあり,安全性のさらなる改良が必要である.本ワークショップでは咽頭から十二指腸までのESDを対象とし,手技に関する新たな工夫やデバイスの開発,偶発症予防法や術後のQOLをより向上させる機能温存法などに関する,最新の情報を公募する.各演者は従来法との違いを明確にし,Up dateの情報を提供して頂きたい.