ワークショップ 23
小腸疾患診療における内視鏡—カプセル内視鏡,バルーン内視鏡の役割と位置づけ |
司会 |
中村哲也 |
獨協医大・医療情報センター |
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加藤真吾 |
埼玉医大総合医療センター・消化器・肝臓内科 |
カプセル内視鏡,バルーン内視鏡の登場により,いままで観察困難であった小腸の腫瘍性病変,潰瘍性病変や血管病変などの診断が容易になっただけでなく,バルーン内視鏡では治療も行えるようになってきた.また,2012年7月よりパテンシーカプセルが保険適用となり,狭窄が疑われる病変やクローン病に対しても適用が拡大され,安全にカプセル内視鏡検査が行えるようになった.しかし,疾患ごとにこれらの2つの内視鏡検査のどちらを,いつ,どのような場合に使用するのかについてはコンセンサスが得られていないのが現状である.そこで,本ワークショップでは,各疾患・病態ごとに,小腸疾患診療におけるカプセル内視鏡とバルーン内視鏡の役割と位置づけについて討議したい.多施設からの意欲的な演題の応募を期待する.