教育講演 2

牛島俊和
牛島俊和
国立がん研究センター研究所・エピゲノム解析分野

1986年,東京大学医学部医学科卒業.内科研修等を経た後,1989年に国立がんセンター研究所発がん研究部リサーチレジデント.
1991年同研究員,1994年同室長,1999年同部長,2010年独法化・改組によりエピゲノム解析分野長.
2011-2014年上席副所長.
1994年から1年間,米国MITに留学.
1997年に発表したMS-RDA法は世界で最も早い時期のゲノム網羅的なDNAメチル化解析法で,胃がんでのがん抑制遺伝子や神経芽細胞腫でのMYCNを上回る予後予測マーカーの同定につながった.
エピジェネティックな発がんの素地という考え方を樹立し,リスク診断に応用可能であることを前向き研究で実証した.
現在,DNAメチル化異常誘発の分子機構とエピジェネティック治療の原理を追究している.

Cancer Res誌Senior Editor,Cancer Lett誌Associate Editor,International Human Epigenome Consortiumの科学委員を務める.

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