ワークショップ 21

5日 9:00-12:00 第12会場

公募・一部指定

横行結腸切除はなぜ難しいか
司会 正木忠彦 杏林大・外科
  橋口陽二郎 帝京大・外科
右半結腸切除術やS状結腸切除術,直腸前方切除術は臨床的に頻度の高い術式であり,手術操作手順についてはある程度コンセンサスが得られていると考えられる.しかしながら,横行結腸切除術では周囲に胃・十二指腸をはじめ肝・胆・膵・脾などの重要臓器が近接して存在しており,腸管の剥離授動操作の際に損傷を来さないように細心の注意が必要である.また中結腸動脈根部付近には胃結腸静脈幹があり,ひとたび損傷すると大出血を来たすリスクもある.横行結腸が短い場合には吻合部に緊張がかかりやすく,また横行結腸の切除腸管の長さが長い場合には,小腸が吻合部を乗り越えて偏位することにより通過障害を来すこともある.本セッションでは,1)横行結腸切除術がなぜ難しいのか.2)どうすれば合併症を避けることができるのか.3)腹腔鏡手術でD3郭清を確実に行うことができるのか,などについてご発表いただき,横行結腸切除術を安全かつ確実に行うコツなどについてディスカッションしたいと考えている.

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