パネルディスカッション 5
3日 9:00-12:00 第9会場
公募
膵・胆道癌の早期発見における内視鏡の役割 |
司会 |
真口宏介 |
手稲渓仁会病院・消化器病センター |
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花田敬士 |
尾道総合病院・消化器内科 |
膵・胆道癌の早期発見には,危険因子の理解とともに,侵襲の少ないUS,CT,MRIなどで膵管拡張,膵嚢胞性病変,胆管拡張,胆嚢壁肥厚などの間接所見を認めた症例に対する内視鏡を用いた精査法の確立・普及が重要である.現在の内視鏡精査法としてはEUSとERCPが中心に位置し,前者ではEUS-FNAによる細胞診・組織診,後者では造影に引き続きIDUSや膵・胆道鏡のほか,ブラシや経鼻tube留置による細胞診も行われている.本セッションでは,長期予後が期待出来る膵・胆道癌の早期発見に向けて,1)どのようなスクリーニング法でどのような所見が見られた場合に,どの内視鏡検査を介入させるか.2)その所見に応じて次に行うべき検査をどう展開するか.細胞診・組織診を行うべきか,その方法は,などについて討論したい.各施設における膵・胆道癌早期診断例の成績と早期診断出来なかった例からみた課題についての報告を頂きたい.多数の応募を期待する.