パネルディスカッション 6
3日 15:10-17:00 第9会場
公募・一部指定
大腸内視鏡検診の精度管理 |
司会 |
鈴木康元 |
松島クリニック |
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島田剛延 |
宮城県対がん協会がん検診センター |
有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン2014では,胃内視鏡検査の対策型検診としての実施が推奨されることになった.一方,全大腸内視鏡検査(TCS)については大腸がん検診における有効性が症例対照研究や質の高いコホートで示されたことから,TCSもまた対策型検診としての実施が推奨される可能性が出てきた.そこで日本消化器がん検診学会では2015年6月の総会時の附置研において,大腸内視鏡検診が推奨される前に解決しておくべき問題点として大腸内視鏡検診の精度管理にポイントを絞って議論した.そこでは,EUの大腸がん検診ガイドラインを参考に設定した精度管理項目について議論したが,今回は各施設の大腸内視鏡検診の経験も踏まえ,実際に大腸内視鏡検診を行うとしたらどのような精度管理項目が必要かについて発表して頂きたい.そして,総合討論の場では時間をかけて充分な議論を尽くし,大腸内視鏡検診の精度管理項目とその実施法について明確にしたいと考えている.