シンポジウム 4
4日 14:00-17:00 第9会場
公募
| 消化器領域における再生医療・幹細胞研究の現状 |
| 司会 |
渡辺 守 |
東京医歯大・消化器内科 |
| |
竹原徹郎 |
大阪大大学院・消化器内科学 |
消化器系の臓器は多様な細胞で構成されているが,このような多様性に関して体性幹細胞を起点とした理解が進んでいる.このような理解を基盤として,創傷治癒,炎症,癌などの疾患の発生や進展に関する研究が深まるととともに,新規の培養システムや動物モデルの開発も進んでいる.一方で,iPS細胞に代表される多能性幹細胞の分化誘導技術を用いた再生医療は日本で実用化に向けた研究が急速に進んでいる領域である.本シンポジウムでは,近未来の治療を見据えた再生医療に関する研究成果や幹細胞を視点にした病態解析・ツールの開発など,広くエキスパートによる演題を公募し,この領域の現状と将来展望について議論していきたい.消化管と肝胆膵領域の最先端の演題を発表していただくことにより,消化器領域の研究の全貌を俯瞰し得るシンポジウムになることを期待している.