シンポジウム 7
5日 9:00-12:00 第7会場
公募・一部指定
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)Update |
司会 |
太田哲生 |
金沢大・消化器・腫瘍・再生外科 |
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中村雅史 |
九州大大学院・臨床・腫瘍外科学 |
膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)に対する国際ガイドラインは2012年に改訂され,病変の拾い上げと精度の向上を両立すべく”worrisome feature”と”high-risk stigmata”といったリスク程度の概念導入など様々な改善がなされたが,その主な目的は悪性化病変の早期同定である.IPMNも浸潤癌になると予後不良となるが,同時に膵切除は侵襲の大きな治療であり,切除を行うタイミングの判断が非常に重要である.本シンポジウムでは(1)EUS, IDUS, 膵液の細胞診や分子生物学的診断法,PET-CTなど様々な診断モダリティーに基づく診断精度向上の工夫,(2)国際ガイドラインの実臨床での役割,(3)手術を決断する診断基準,(4)手術術式とその成績,(5)多発例に対する膵全摘の是非,(6)低侵襲手術の役割,(7)術後のフォローアップ法や期間等について,診断手技・手術術式のビデオも駆使したご講演をお願いしたい.