ワークショップ 15
4日 9:00-12:00 第11会場
公募
門脈圧亢進症の治療の適応と至適タイミング |
司会 |
國分茂博 |
新百合ヶ丘総合病院・肝疾患低侵襲治療センター |
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中島 淳 |
横浜市立大・肝胆膵消化器病学 |
肝臓と消化管の架け橋である門脈のどこかに閉塞を来せば門脈圧亢進症が生じ,その病態は多岐に亘る.本領域では近年新たな水利尿薬Tolvaptanの登場により,改めてその病態解析と門脈圧の関与・効果判定指標の設定が必要となってきた腹水治療領域を中心に,今肝硬変における門脈圧亢進症のManagementが重要な課題となり,その動向が注目されている(2015年度総会67題・JDDW49題と最大の応募演題数) .本Sessionでは門脈圧亢進症の最新知見につき,成因としてのBaterial Transforlocation,厚労科研治験後の胃静脈瘤BRTOの手技の進展,同じく治験後の門脈血栓での経口溶解剤の適応,疾患概念として臨床に必要な左側門亢症,治療前後の肝脾硬度の変化,PSE/脾摘後の免疫能変化に加え,本邦では発想だにされなかった難治性腹水のAlfa Pumpや静脈瘤破裂に対するStent止血法他欧米からの発信を含めてその制御は可能か?についてもご応募戴き,討議できれば幸いである.