ワークショップ 7
3日 9:00-12:00 第11会場
公募
自己免疫性肝疾患 これからの課題 |
司会 |
田中 篤 |
帝京大・内科 |
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大平弘正 |
福島県立医大・消化器・リウマチ膠原病内科 |
PBCは2012年,AIHは2013年に,現段階でのエビデンスに基づきそれぞれ診療ガイドラインが公表された.しかし,ガイドライン作成作業で同時に明らかになったのは,AIHにおいては急性発症例の迅速かつ適切な診断や重症度分類,PBCにおいては治療介入の時期やUDCA不応例に対する対策,予後予測の問題など,PBC,AIHいずれにおいても,現段階において臨床上の疑問に十分応え得るだけのエビデンスは存在せず,今後の臨床研究によって検討・解決すべき課題が多々存在するということだった.本ワークショップではこの両疾患の臨床的な側面に焦点を当て,今後解決すべき課題,およびそれに対する研究成果をさまざまにご発表いただき,議論を重ねることによって,近い将来診療ガイドラインをさらに改訂していくための一助にしたいと考えている.自己免疫性肝疾患の臨床に日々携わり,多数の経験を蓄積しておられる臨床家からの意欲的な演題応募を期待する.