公募
PD4
(JGES Core Session)Interventional EUS
超音波内視鏡下瘻孔形成術の現状と問題点(膵)
11月4日 14:00~17:00 第12会場
司会 | : | 木田光広 | 北里大・消化器内科 |
---|---|---|---|
廣岡芳樹 | 藤田医大・消化器内科 |
超音波内視鏡下瘻孔形成術は2012年に保険収載され,急速に普及しつつある.膵臓および膵局所合併症に対する瘻孔形成術としては,急性膵炎に伴う膵仮性嚢胞,被包化壊死に対するドレナージ(EUS-CD)や,閉塞性膵炎に対する膵管ドレナージ(EUS-PD)がある.EUS-CDでは,2018年に瘻孔形成補綴材が保険収載されるなど目的にかなった処置具も開発されてきている.その他にもEUS-CDの瘻孔形成後に内視鏡的Necrosectomyが行われる.しかし,これらの手技は穿刺,ガイドワイヤ挿入,拡張,ステント挿入等の各段階で遭遇する問題点・偶発症が存在し,腹膜炎や出血,穿孔,空気塞栓など時に重篤な危険を伴う.本パネルディスカッションでは膵臓系に対する各施設の超音波内視鏡下瘻孔形成術の適応,穿刺開始日(4W前,以後の問題),メタルstentとプラスチックstentの使い分け,Necrosectomy施行回数,時間などの問題につきデータを示して頂き,その治療成績,最大の効果を安全に得るための工夫,偶発症に対する対処法について発表を頂き,本手技の適応,治療法の選択など,標準化へ向けて安全を担保でき,今後のこの治療法の進むべき方向性を示すことができればと考えている.
ページを閉じる