JDDW 2022において第64回日本消化器病学会大会を担当する、大分大学医学部 消化器内科学講座の村上和成です。日本消化器病学会は1898年に創設された学会であり、その大会会長を務めさせていただくことは大変名誉なことであり、身の引き締まる思いであります。ご推挙いただいた関係各位の先生方にこの場を借りて深謝申し上げます。
今回のJDDWは第30回の記念大会となりますが、日本消化器病学会学術集会を大分大学が担当するのは私が初めてとなります。大分大学がJDDWを担当するのは3回目になります。2007年に外科の北野正剛先生が第74回日本消化器内視鏡学会総会を担当され、JDDW2021では外科の猪股雅史先生が第19回日本消化器外科学会を担当されました。
本学会は、消化器系の5学会の協力と連携で開催され、統合プログラムや医療セミナー、医療スタッフプログラムなども企画されています。消化器病学の研究領域は、上部消化管、下部消化管、肝臓、胆膵と幅広い臓器があり、内容も基礎から臨床まで多岐にわたっています。そして、各領域の進歩は近年著しいものがあります。さらには、ポストコロナあるいはウィズコロナでの医療はこれまでにない感染症対策が求められています。今回の学会ではそれぞれの臓器に特化するものだけではなく、臓器横断的な主題も取り入れています。また、国際化を加味し、欧米やアジア諸国のリーダーの講演も拝聴する予定です。
多くの先生方に、2022年秋の九州福岡へ足を運んでいただき、学会を盛り上げていただけましたら幸いです。多数のご参加をお待ち申し上げております。