JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

パネルディスカッション 13

10月29日 9:00~12:00 第4会場

公募・一部指定

PD13
StageIVa食道癌に対する治療戦略
司会 北川雄光 慶應義塾大・外科
渡邊雅之 がん研有明病院・消化器外科
胸部食道は縦隔内の重要臓器に接し,これらの重要臓器に直接浸潤を伴う局所進行食道癌は未だ少なくない.cStage IVa食道癌に対する標準治療は根治的化学放射線療法であるが,化学療法や化学放射線療法による導入療法が奏効しコンバージョン手術が可能となる症例も存在する.根治的化学放射線療法後の遺残・再燃に対してサルベージ手術が選択される場合もある.cStage IVa食道癌に対する治療戦略は根治的化学放射線療法か,あるいは根治手術を目指した導入療法から開始すべきか,導入療法としては化学療法か化学放射線療法か,化学療法の選択や評価のタイミング,根治的化学放射線療法の線量や併用する化学療法,コンバージョン手術やサルベージ手術を行う場合のアプローチや予防的リンパ節郭清範囲等,様々なclinical questionが残されている.本セッションでは,各施設におけるcStage IVa食道癌に対する治療戦略と成績を提示していただき,その治療戦略についてディスカッションしたい.

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