JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

パネルディスカッション 15

10月29日 14:30~17:00 第6会場

公募・一部指定

PD15
局所進行膵癌の至適治療
司会 海野倫明 東北大大学院・消化器外科学
遠藤 格 横浜市立大大学院・消化器・腫瘍外科学
局所進行膵癌とは,遠隔転移は無さそう?であるが癌が主要血管に近接・浸潤しており切除を行っても非治癒切除となる可能性が高い膵癌と言い換えることができる.このような膵癌に対するSurgery Firstの戦略では成績が不良で推奨されない,ということに異論は無いものと思われるが,その一方で切除を行わないと長期生存は得難く,この伝家の宝刀をいつ使用するか,が最重要であると考えられる.切除を前提としたNeoadjuvant治療から,切除に慎重なConversion治療まで様々な戦略が存在するが,現状の問題点は,どのような治療を行い,いつ伝家の宝刀である手術を行うか,ということに集約される.本パネルディスカッションでは,演者に加えて聴衆の皆様とともに症例検討を行いつつ,この点についてコンセンサスを得るよう議論したい.

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