JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

パネルディスカッション 4

10月27日 14:30~16:30 第10会場

公募・一部指定

PD4
死亡率減少を目指した大腸がん検診
司会 藤谷幹浩 旭川医大・病態代謝・消化器・血液腫瘍制御内科
松田尚久 東邦大医療センター大森病院・消化器内科
本邦における大腸がん罹患率は上昇しているにも関わらず死亡率は下げ止まっている.一方,米国では全大腸内視鏡(TCS)を基本としたスクリーニングによる死亡率低下が示され,本邦での便潜血反応検査を軸とした大腸がん検診システムの根本的な見直しが急務となっている.そこで本セッションでは,便潜血反応検査による一次スクリーニングの利点と限界を明らかにし,TCSによる一次スクリーニングの可能性や想定されるデメリットについて,精度管理や検査間隔,安全性,処理能力,費用対効果を中心に議論したい.加えて,前がん病変への対応やinterval cancerの問題,さらにはAI内視鏡による診断補助,血清や体液を用いた遺伝子診断法の導入による近未来の検診システムなど,広い視点からも議論を深めたい.

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