JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

シンポジウム 2

10月27日 14:00~17:00 第2会場

公募

S2
高齢化と消化器病学
司会 高山哲治 徳島大大学院・消化器内科学
中本安成 福井大・2内科
我が国における65歳以上の高齢者は,総人口の29%(3600万人)を越えて世界一を維持して更に増加傾向にある.また,人生100年時代,と言われる中で高齢者の4人に一人が働いており,健康長寿な高齢者の消化器病に対する診療も前向きに実施されている.消化器病の診断においては,高齢者の細胞老化による発癌リスクを考慮しながら,いかに消化器癌の危険群を抽出して囲い込むかが求められている.治療に関しては,早期癌に対する内科的外科的治療の適応と限界や,進行癌に対する薬物療法を含めた多彩な治療の選択が,加齢による心身の変化,基礎疾患,栄養状態,認知機能を加味した個別化医療として検討されている.本シンポジウムでは,高齢化に伴った消化器病態の変化や新規治療法の開発に向けた基礎的検討,上下部消化管や肝胆膵領域に関する診断および治療法選択の現状と今後の課題について広く議論したい.

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