JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

シンポジウム 9

10月28日 14:00~17:00 第10会場

公募・一部指定

S9
食道癌におけるロボット支援下手術の工夫
司会 瀬戸泰之 東京大大学院・消化管外科学
能城浩和 佐賀大・一般・消化器外科
食道癌に対するロボット支援下手術は世界的には2000年代早期より行われはじめ,今日では世界中の国々に普及している.我が国においてはやや遅れて2009年にIntuitive社のダヴィンチが薬事承認を受けるに始まり,NCDデータを見る限りは2018年の保険収載を契機に,食道癌手術においてロボット手術を取り入れた施設は年々増加し,2020年では全国の60施設で行われている.症例数においても年間手術件数は800例以上に達している.食道癌ロボット手術の胸部操作のアプローチは頚部・右胸腔・食道裂孔からと3通りが考案されており,安全で根治性の高い手術が工夫され,治療成績においてもエビデンスが蓄積されつつある.今回のシンポジウムでは「食道癌におけるロボット支援下手術の工夫」と題して,それぞれの手術におけるロボット食道切除術の各施設の工夫と,その利点および欠点を提示して根治性,合併症率や教育法にも言及していただきたい.

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