統合プログラム 6(W)
10月29日 14:00~17:00 第3会場
公募・一部指定
統合6(W) AI研究の実装化に向けた課題 |
||
司会 | 西田直生志 | 近畿大・消化器内科 |
上野義之 | 山形大・2内科(消化器内科) | |
久津見弘 | 滋賀医大附属病院・臨床研究開発センター |
医療の進歩に伴い,疾患マネージメントは多様化し,複雑な病態への対応に迫られる場合が多い.加えて,人口減少によるマンパワー不足は医療均てん化の妨げとなっている.このような状況下において,AI(artificial intelligence)は医療効率化とヒューマンエラーの防止に極めて有効な手段として期待され,その社会実装が急がれる.現在,ゲノム医療,画像や病理診断,治療支援,医薬品開発においてAI活用が試みられ,さらに手術支援や介護・認知症領域でのAI開発もすすめられている.一方,AI開発には,膨大な学習データが必要であるが,持続的データ収集のインセンティブ,通信・データベースの安全性,個人情報利用に関する規制や法規の理解など,AI実装には多くの克服すべき課題が残されている.本ワークショップでは,消化器疾患の診断や治療におけるAI開発の幅広い課題を議論することにより,近未来医療におけるAI導入の効果と,その実装における問題点を明らかにする.消化器領域におけるデータ駆動型医療の実現を見据えたAIの幅広い演題応募を期待する.