JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

ワークショップ 2

10月27日 9:00~11:50 第4会場

公募

W2
C型肝炎制御下での諸問題と治療戦略
司会 日野啓輔 周南記念病院・消化器病センター
田中靖人 熊本大大学院・消化器内科学
画期的なDirect acting antivirals(DAAs)の登場によりC型肝炎ウイルス(HCV)をほぼ制圧できる時代となったが,いくつかの問題点が残されている.HCV排除(SVR)後も,背景肝には長期にわたる持続感染によるGenetic/Epigeneticな遺伝子変異の集積や種々の環境因子の影響でSVR後肝発癌や,門脈圧亢進症の可逆性/不可逆性などが指摘されている.特に,SVR後発癌や病態悪化の要因として年齢,肝線維化,宿主遺伝子及び糖尿病・アルコール・肥満をはじめとする代謝異常など多岐に渡る報告があるが,効率的な診療ガイドラインを策定する上で肝病態進展の原因究明が急がれる.本ワークショップでは,非ウイルス性肝癌との異同も含むSVR後肝癌の特徴や代謝異常に基づく病態進展の要因を明らかにするとともに,その治療戦略について基礎・臨床の両面から広く議論したい.

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