JDDW2022 (Japan Digestive Disease Week 2022) FUKUOKA

司会の言葉

ワークショップ 7

10月28日 14:30~16:30 第5会場

公募・一部指定

W7
非乳頭部十二指腸腫瘍の治療戦略
司会 矢作直久 慶應義塾大・腫瘍センター
庄 雅之 奈良県立医大・消化器・総合外科
近年,非乳頭部十二指腸腫瘍は遭遇する機会が増えつつあるものの,消化器腫瘍の中では希な疾患であり,未だに標準治療は定まっていない.また,十二指腸の解剖学的特性や組織学的特性から,診断・治療に苦慮する場合が少なくない.特に治療面では,内視鏡治療,外科手術,薬物療法,放射線治療やその組み合わせなど様々な選択肢があるが,何れも課題が残されている.内視鏡治療では,EMR関連手技の他に,ESDやLECSも導入されているが,治療の難易度やリスクも高いため慎重な対応が必要である.一方,外科手術では侵襲性と根治性のバランスから,至適術式やリンパ節郭清範囲の決定は必ずしも容易ではない.また進行・再発癌の予後は不良であるが,薬物療法についても未だ十分なエヴィデンスはない.本ワークショップでは,各施設における取り組みとその治療成績,治療困難例や奏効例等を提示していただき,この領域における今後の方向性を探りたい.

Back to top