メディカルスタッフプログラム1(JDDW) |
11月3日(金) 9:00 - 12:00 第13会場:神戸国際会議場 国際会議室 |
高度急性期病院におけるシームレスな地域連携への取組み;病病・病診連携そして在宅支援 | |||
本田 理恵1, 小俣 政男2 | |||
1山梨県立中央病院・看護局, 2東京大・名誉教授 | |||
【背景】超高齢化による人口構造変化や医療提供体制変革により,ヘルスケアシステム改革が進められている.当院は県内唯一の高度救命救急センターを有する三次救急・がん・周産期・ゲノム医療等の機能を備え,さらに状態が安定したのちには,住み慣れた地元で切れ目ない(シームレス)医療や介護が継続できるよう,地域医療機関や行政機関等との積極的な連携を図っている.【方法】シームレスな連携のため,1.当センターの体制強化,2.直接訪問,3.地域との情報交換を実施した.【結果】1.退院患者の動静に変化が見られた.即ち在宅(帰宅)支援が医療機関への転院を上回る逆転が見られ,2010年独法化当時8名の人員が現在34名に増員し,在宅支援科の新設や退院前後訪問等,院内体制の強化を図った.2.開業医(n=617)訪問により481医院が連携登録医となった.後方支援病院(n=37)36施設訪問,訪問看護(n=73)59施設訪問,包括支援センター(n=38)17施設直接・IT訪問を行い機能分化と連携を深めた.3.地域連携研修会を2013年より計85回,連携だより58回発行による当院の最新治療の情報発信を実施した.【結論】当院が地域のベースキャンプとなり,病病及び病診に加え増加しつつある退院支援にシームレスな地域連携が可能となっている. | |||
図表は掲載しておりませんので、各学会誌をご確認ください。 |
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索引用語 1:地域連携 索引用語 2:地域包括ケアシステム |
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