近年，消化器疾患の診断や治療において内視鏡は重要な役割を担っており，高度な専門性が要求されるようになっている．また，内視鏡診療においては疾患の知識だけでなく，技術の習得も大事であり，師匠から弟子へ経験によって培った知識・技術を時間をかけて伝授することが多い．一方でそのような教育法は時間もかかり教育できる人数にも限りがある．超高齢化社会を迎え，労働人口が減少をたどる現状において，労働力の確保は喫緊の課題であり，内視鏡診療における指導医不足は深刻な問題である．本セッションでは，若手医師にぜひ取り入れて貰いたい内視鏡手技のコツや習得方法，若手医師や指導医を育てるためのトレーニング方法など，若手医師のキャリアアップのヒントを感じ取れるような演題を募集する．