パネルディスカッション 5
大腸がん検診における適切な高危険群の設定と管理
30日 9:00~11:00 第7会場
公募・一部指定
司会 | 藤谷幹浩 | 旭川医大・消化器内科 |
松田尚久 | 東邦大・消化器内科 |
大腸がんは,早期発見と適切なフォローアップにより良好な予後が期待できるため,検診の重要性が非常に高い.一方で,リスクの高い集団を正確に特定し,効果的なスクリーニングとフォローアップを実施するための高危険群の設定には,年齢,家族歴,既往歴,生活習慣などの受診者情報が重要となるが,その評価基準は定まっていない.また,大腸がん検診における内視鏡検査の役割やその有効性,新規バイオマーカー導入への期待は高まっているが,これらの方法にはそれぞれ利点と課題があり実用化には至っていない.本セッションでは,これらのリスク因子の評価方法,高危険群の定義と管理方法,最新のエビデンスや技術革新を交え,多角的な視点から問題点と解決策について議論したい.今後の大腸がん検診における高危険群の設定と管理の最適な方向性を探り,活発なディスカッションが展開されることを期待して,幅広く演題を募集する.