JDDW2025 (Japan Digestive Disease Week 2025) KOBE

司会の言葉

パネルディスカッション 14
膵癌非典型例に対する診断・治療のストラテジー

1日 14:00~17:00 第2会場

公募

司会 袴田健一 弘前大大学院・消化器外科学
  児玉裕三 神戸大大学院・消化器内科学
膵癌の診断技術は大きく進展しており,各種画像診断に加えて遺伝子やバイオマーカーを用いた診断が行われている.特に,通常型膵癌に対しては,外科治療,化学療法,支持・緩和治療のエビデンスが蓄積され,病変の解剖学的特性と生物学的特性に基づいた治療体系が整備され,治療成績の改善が見られている.その一方で,稀な病理組織症例や画像診断に苦慮する非典型例,バイオマーカー高値例,薬剤不耐性を示す症例や治療介入後の再発例,高齢や併存疾患などの患者背景のためにガイドラインに沿って治療選択することが難しい非典型例も少なくない.今回のパネルディスカッションでは,膵癌非典型例の個々の課題を明らかにし,病態に応じた最適な診断・治療ストラテジーを導き出すことを目的としたい.

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