JDDW2025 (Japan Digestive Disease Week 2025) KOBE

司会の言葉

パネルディスカッション 15
消化器診療における放射線被ばくの現状と課題

1日 14:00~17:00 第3会場

公募・一部指定

司会 竹中 完 近畿大・消化器内科
  土屋貴愛 東京医大・消化器内科
イレウスチューブや消化管ステント留置,小腸内視鏡,ERCP,超音波内視鏡下瘻孔形成術など,放射線透視を用いた検査や治療は,消化器領域の診断・治療に不可欠であるが,放射線被ばくを伴う.2020年4月の電離放射線障害防止規則改正で水晶体への被ばく線量限度は以前の約7分の1に引き下げられており,放射線を使用する医師は自分自身のみならず,医療スタッフ,患者への放射線被ばくを常に念頭に置き,適切な使用と適切な防護に努める義務がある.ところが2024年に内視鏡学会会員に行ったアンケート調査では,被ばく対策あるいは被ばくへの関心は十分とは言えない現状が明らかとなった.本パネルディスカッションでは,警鐘を鳴らす意味でも,各施設での放射線被ばくの現状及び被ばく防護対策の工夫や取り組みを報告していただき,今後の対策について討論したい.医師だけでなく看護師や技師等,放射線業務に携わる多職種からの多くの応募を期待する.

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