JDDW2025 (Japan Digestive Disease Week 2025) KOBE

司会の言葉

シンポジウム 2
MASHの発症機序と分子標的

30日 14:30~17:00 第1会場

公募

司会 楳村敦詩 京都府立医大大学院・病態分子薬理学
  米田正人 横浜市立大・肝胆膵消化器病学
日本では肝硬変や肝細胞癌におけるMASHの比率が増加している.MASLD/MASHは肝疾患に留まらず,他臓器癌や心血管障害などの全身疾患としての側面をもつ.MASLD/MASHの発症機序については,細胞,動物モデル,ヒト検体を用いた基礎研究に加え,マルチオミクス解析,シングルセル解析や空間的遺伝子発現解析などテクノロジーの進歩により理解が急速に進展した.臨床においても,エラストグラフィやバイオマーカーといった非侵襲的肝診断法の開発,大規模コホートや医療ビックデータの解析によって,エビデンスが日進月歩で構築されている.本セッションでは,MASLD/MASHの発症,線維化および発がん,新規バイオマーカーの探索,治療ターゲットとなる分子標的の解析や新規分子の提案,ドラッグリポジショニングを含めた新規治療法の開発可能性,リスク層別化や予後評価,多臓器連関などについて基礎・臨床の両面から広く演題を募り,患者の生命予後の向上に寄与するため活発な議論を行いたい.

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